
相続の手続にはどんなものがあるでしょうか。
相続手続の最終的な目的は、簡単に言えば被相続人の財産(遺産)を相続人の名義にすることです。
遺産が不動産の場合は、その登記名義を被相続人に変更することが必要となります。 相続人が、何人もいる場合は、誰がどの遺産を取得するかを決める必要があります。
遺言があれば、その内容にしたがって遺産を分ければよいのですが、遺言が無い場合は、遺産をどのように分けるかを相続人全員で話し合って決める必要があります。
相続財産の名義を変更する前提として、
① そもそも、誰が亡くなった方(被相続人)の相続人となるのかをきちんと確定しておく必要があります。「相続人調査」
② また、被相続人の財産は、きちんと金銭に見積もって集計する必要があります。「相続財産調査」
③ これら①、②の調査が正確にできていてこそ、どの遺産を誰が取得するのかという話し合い「遺産分割協議」ができるのです。