
相続人調査とは、相続が開始後、だれが相続人になるのかを確定させるために、亡くなった方の戸籍を調査することです。
相続人の調査は、亡くなった方の出生から死亡までの全ての戸籍を調べて、誰が相続人であるかを調査します。
この作業は、相続手続の初めの段階で行う必要があります。
なぜなら、相続人が正確に把握できていなければ、遺産分割協議をすることができないからです。
万一、相続人の調査漏れがあったら?
最悪の場合、遺産分割協議を最初からやり直さなければならなくなってしまいます。

□ 相続人調査は、どのように行うのですか?
被相続人(亡くなった方)の現在の戸籍(全部事項証明書)だけでなく、改正原戸籍、除籍謄本などを、出生時までさかのぼり、被相続人の子や兄弟姉妹をすべて調査します。
特に、被相続人が再婚していて、先妻(先夫)との間に子供がいたり、幼い頃に生き別れた兄弟姉妹があった場合などは、遺族が知らない場合もあるので、確実な調査が必要となります。