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相続人調査は意外に時間がかかるもの

 相続人の調査は意外に時間がかかるものです。

 この調査は、被相続人の出生時から死亡時までの全ての戸籍、原戸籍、除籍を調査するのですが、被相続人が本籍地を転々と変更している場合は、各々の書類は当時の本籍地の市役所(市町村役場)から取り寄せる必要があります。


 近くの役場であれば、直接出向いて交付してもらえばよいのですが、遠方になると郵便で取り寄せるほかありません。
 郵便で交付を申請して、郵便で届いた書類を確認して、という作業を繰り返しているとあっという間に1、2か月経過してしまうことも珍しくありません。

 また、場合によっては、役場が空襲や津波などの被害にあって、古い戸籍が残っていないという事態もあります。


 当事務所が扱った事件で、戸籍が東日本大震災で津波の被害にあった地域の役場にあったため、戸籍の取り寄せに大変な時間がかかったこともあります。

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